シュパイヤー大聖堂

世界最大級の建造物シュパイヤー大聖堂

シュパイヤー大聖堂は、当時の権威をそのまま形にしているというところが特徴的です。
大聖堂でもそうですが、聖堂の内部には細かい装飾、もしくは調度品が見られることで有名です。
しかし、これらのほとんどは権威の象徴として用いられているものなので、近年では、どのような思惑で飾られているのか、そのことを歴史をもとにして解明する動きも見られるようになりました。

また、シュパイヤー大聖堂そのものは全長133mとなっています。
世界最大級の建造物と言われることもありますが、正確には、ロマネスク建築において最大級の教会という見方が正しいです。
権威というのは、一大勢力となっていた神聖ローマ帝国の権威のことです。
このような権威を光らせる建築物というのは、歴史上では多いようで意外と少ないという事実も存在するため、シュパイヤー大聖堂の見方が今では大きく変わっています。

というのも、宮殿というのは見た目だけでなく、多くの人が利用できるように作られている一面と、それだけでなくいざという時のために、地下通路といった、防衛のための特殊な作りも見られるからです。

しかし、このような作りはシュパイヤー大聖堂において確認することが難しく、どれだけ、当時は帝国の権威を示したかったのかが、シュパイヤー大聖堂の作りだけで良くわかるという特徴も有しているのです。
また、シュパイヤー大聖堂には4本の塔が存在しますが、これは天空に向かってそびえ立つ作りになっています。

ただ、シュパイヤー大聖堂は世界遺産として知られる一方で、実は修復歴も多い遺産として知られています。
歴史上で争いの影響を受けることも多かった時代に建築されているため、優雅さだけでなく、歴史による傷みなどを確認できる建物として、今では多くの人に親しまれている世界遺産でもあるのです。

側を流れるライン川

シュパイヤー大聖堂というと、今ではライン川の影響を受けていることも良く知られています。

ライン川とは、ドイツの貿易を支え続けてきた川のことです。
川を用いて貿易を繰り返してきたという歴史が存在し、また、そのような活動が可能であったため、シュパイヤー大聖堂や国は栄えることができた、という見方がも存在するのです。

戦時においても、ライン川沿いの町シュパイヤーを通じて、物資などの補給を行っていたため、今では、シュパイヤー大聖堂とライン川、シュパイヤーは切って切り離せない関係にまでなりました。
このように、荘厳な作りで権威を象徴しているだけでなく、戦時に対してのアプローチが特殊になされているのも、シュパイヤー大聖堂だけの特徴でしょう。
今では、シュパイヤーも観光スポットとなり、シュパイヤー大聖堂以外の魅力を多く内包している世界遺産となっています。

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