パサルガダエ

広大なパサルガダエ

イラン南西部ペルセポリスの南東に位置するパサルガダエは、ペルシャ帝国の最初の王都とされています。
パサルガダエの特徴は、世界遺産の中でも歴史に関係している遺物、遺産が多いという点です。
ですから、遺産ファンならぜひ行ってみたいと思う場所の一つではありますが、簡単に遺産巡りできないのも特徴です。
というのも、パサルガダエの敷地自体がかなり広大だからです。

一つの敷地として、観光が可能とはなっていますが、何キロもの距離を進むと、建築物などの一つがポツンと点在し、さらに数キロ進んでようやくもう一つが見つかる・・・といった具合です。
その遺産巡りをしたくても、一度にすべてを見て回ることが難しいと言われています。
ですから、パサルガダエを回るにはそれなりの覚悟が必要ですが、観光する過程で、壮大なペルシャ帝国の面影を十分に感じることができるはずです。

パサルガダエでは、大庭園、2つの宮殿、王墓、宝庫といった観光の際に見て回ることができる施設も存在し、これらの影響で、パサルガダエは歴史的遺産として扱われるようになったのです。
というのも、他の歴史的遺産と比較しても、パサルガダエの傷み度合いはそれほど高くありません。
しかも、宝庫などが存在するように、当時を偲ぶことができるような特殊な作りを、パサルガダエを見て回るだけで体験することができるのです。

パサルガダエの巨大な墓

パサルガダエには、100m近い崖に巨大な墓が彫られていることでも有名です。

巨大な墓というと、広範な大地に築かれるものと思ってしまうことが多いのですが、歴史的遺産の中には崖に対して墓、居住区を設けているものも少数ですが存在します。
パサルガダエもその中の1つなのですが、パサルガダエの場合は4つの巨大な墓が彫られているため、他では見られないような特徴を有している遺産でもあるのです。

また、パサルガダエは墓の荘厳さだけでなく、宗教との関わりも垣間見ることができるようになっています。
というのも、巨大な墓の中にはクセルクセス1世の墓が存在し、こちらには、ファルバハルと呼ばれている像が彫られているからです。
この像は、ゾロアスター教との関わりを確認する上で欠かせない存在となっているため、レリーフの見事さだけでなく、歴史的にも重要な像として扱われることが多いのです。

このように、パサルガダエには他では見られないような特徴が多く存在します。
また、歴史的遺産にしては珍しく、あまりにも巨大、広範において歴史的遺産が存在しているため、保護が上手く行われていないという特徴も存在します。
巨大な墓に関しても、経年による変化が見られるという、特殊な見た目へと変貌しているのです。

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