「物」の供養

遺された物についての供養

怪談や都市伝説としてよく耳にするのが、遺された「物」に何らかの意識が宿っているという話です。

誰しも一度は聞いたことがあるだろう話としては、「髪の毛が伸びる人形」や「手元に置いておくと災いが訪れるという宝飾品」といったものが挙げられます。

中でも日本においては「生き人形」と言われるような何らかの意識を持った人形の話がとても有名で、自宅に伝えられてきた日本人形が夜な夜な動き出すといった話はかなり多く聞くことができます。

そうした物の怪のたぐいのことだけでなく、例えば先に亡くなった人が常に使っていた愛用の品物がその後何年も経過しているにもかかわらず何らかの異変を起こすといったこともあるようであり「物」に遺された思念の強さを恐れるという風習は広く共通して持たれています。

そこで全国にある寺社など宗教施設では、そうした思念を宿した物について供養を行うということも多く行っています。

中でも最初に紹介したような「人形供養」はかなり多くのお寺・神社で受け付けているようで、場合によってはその筋の権威として他の場所では手に負えなかったものも受け付けるといったことを行っている場所もあります。

明らかに霊障があるという場合でなくとも、なんとなく古い人形や故人が多く触れていた人形といったものは気分的に恐れがあるものですからそうした専用の施設を利用しておくのがよいのではないかと思います。

全国にある人形供養の名所

人形供養については全国各地で受付をしており、有名な寺社では「人形供養」そのものが年中行事として定期的に行われていたりします。

日本一有名な人形供養の名所として、和歌山県にある「淡嶋神社」があります。

淡嶋神社があるのは和歌山県内でも大阪湾に面した加太港を有する町であり、淡嶋神社はそんな港町の一角にひっそりと存在しています。

一見普通の地域の神社なのですが、内部に踏み入れてみると大量の人形が境内に収められておりどことなく禍々しい雰囲気を感じてしまいます。

こちらの淡嶋神社では日本人形の他にも狸の置物など人形全般を受け付けておりその霊験あらたかさは広く知られています。

関東近郊では千葉県の長福寺が有名であり、こちらでも毎年数多くの人形供養を行っています。

人形供養の他に寺社で行っている「物」の供養として、「針供養」や「刃物供養」など特に魂が宿りやすいものを優先的に扱っています。

もし自宅にそうしたものが多く残されているならきちんと由緒ある寺社での供養を受けた方がよいかもしれませんね。

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