お供え物のしきたり

法事に関するマナーは案外知られていないことも多いです。
特に現在では洋式の文化が取り入れられてきていますので、テーブルマナーなどよく使われるマナーに関しては知識を持っているものの、仏教や神道などの日本の伝統的なマナーに関しては疎いという方も多くいらっしゃいます。
正しいマナーで伝統的なしきたりをしっかりと身につけなければ、年配の方々に嫌われる原因にもなってしまいますし、いい大人になってから恥をかくことになりますので、できる内に身に付けるようにしましょう。

基本は五供

今回はお供え物のしきたりについてですが、お盆の時などは特にこのしきたりを知っているだけで、持たれる印象はがらりと変わりますので注意しましょう。
まずお供え物の基本についてです。一般的に五供と呼ばれる物を供えなければなりません。
五供とは、香、花、灯燭、浄水、飲食のことで、それぞれには意味があります。

香は文字通り香りのことで、法事の場合には抹香が使われますが、お盆の時などの一般的な場合にはお線香が使われます。
お線香をあげる際には転化時に火を吐息で消してはなりませんので注意してください。
手で軽く扇いで消すようにしましょう。

次に花についてですが、これは特筆すべきことはあまりありません。
故人が好きだった花を贈るのも良いでしょう。
しかし1点だけ注意しなければならないことは、故人が亡くなられて間もない場合については棘のある花は厳禁であるという点です。
また、お供えする花は地域によって異なったしきたりもありますので、事前に調査をする必要があります。

次に灯燭についてですが、これはろうそくのことを指します。
ゆらめく火は仏様の知恵の象徴であると言われていたり、ゆっくりと燃えて最後には燃え尽きるという様は人生を表していると言われていたりと、由来は様々ありますが、これに関しては頭の隅にとどめる程度でも大丈夫です。

そして最後に浄水と飲食についてですが、浄水は奇麗な水のことを指し、飲食は食事のことを指します。
浄水には新鮮な水を、そして飲食には精進料理を用意しましょう。
肉や魚といった生臭は避けるように注意してください。

その他のマナーは?

また基本的な五供だけでなく、お盆の場合には親戚の方々が果物やお菓子などを持ってきてくださることもありますが、これに関しても1点だけ注意しなければならない点があります。
それはご先祖様が食べやすいようにお供えしてあげるということです。

お菓子の場合には包みから取り出した状態でお供えしてあげるのが作法で、また果物の場合には皮をむいた状態でお供えしてあげなければなりません。
夏場ですのでどうしても腐ってしまうことを気にしてしまいますが、皮はむいた状態でお供えし、そして腐らない内に下げるようにしましょう。

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