お彼岸の過ごし方

お彼岸の中日は、春分の日または秋分の日で日本では国民の祝日です。
大多数の企業はこの日は休日になります。
お彼岸の季節は、日中は暖かくなり始める春の初め、朝夕はめっきり涼しくなる秋の始まりです。
ちょうど行楽シーズンに突入する頃です。

お墓参りを兼ねた行楽

お墓参りを兼ねた行楽というのが、典型的な日本の家族の過ごし方ではないでしょうか?
お墓参りをしてご先祖に感謝の心をもって合掌する日がお彼岸です。
お彼岸にはお墓のお掃除もします。
そして、家族でちょっとおいしいものでも食べに行ったり、近隣の名刹にお参りしたりするのが定番のお楽しみというところでしょうか?

この日は、お墓参りをする人が多いので、お墓で親戚に出会ったり、滅多に会えない同窓生に会ったりします。
久しぶりなので、ちょっと一杯行きたくなるところですが、墓参の帰りには穏やかに食事を楽しみ、自然に親しむのがお彼岸の過ごし方です。

もちろん、飲酒がいけないわけではありませんが、とかく車で出かけることが多い昨今のことですから運転する人は飲めないわけです。
それなら、運転しない人だってお酒は慎むか、ほんの少々たしなむ程度というのがマナーです。
仏事の後に、羽目を外すようなことはあってはならないことなのです。

ぼた餅やおはぎ

お彼岸のお参りに欠かせないのがお供えです。
お菓子を仏壇にお供えしたり、お墓にお供えしたりして、御下がりをいただくのは今も昔も子供たちの楽しみです。

昔は、春のお彼岸にはぼたん餅、秋のお彼岸には萩餅と決まっていました。
両方とも、もち米を蒸して団子状に丸めたものを小豆餡でくるんだものです。
いわゆるぼた餅とおはぎです。

どちらも似たものですが、地方によっては粒餡が春、こし餡が秋、などと分ける地域もあります。
きなこをまぶす地域もあります。
昔は、各家庭で作って近所同士でおすそわけなどをしたものです。
○○さんのはちょっと塩がきいているとか、△△さんのは大きめだなどと話がはずんだりしました。

今ではスーパーや和菓子屋さんで一年中売っているので、あまりお供えものという認識はなくなってしまいました。

故人をしのぶお彼岸

お彼岸の前に近しい人を亡くされたご家族にはお彼岸はまだ悲しみが覚めない日々です。
こんな時期でも食事はしなければなりません。
よく、墓地の周辺には法事向けの食事ができる場所があります。
そういう場所で軽く食事をしてもかまいません。

また、行ける場所であれば故人が好きだった場所や故人と一緒に出掛けたところに行って
故人の思い出話をしてもいいのです。
疲れない程度の外出や外食はふさぎ勝ちな気分を持ち直させてくれます。

ただし、シーズンがシーズンなので有名な観光地などは避けたほうがよさそうです。
無理に故人を忘れようとするよりも、思い出を大切にしながら、ゆっくりと日々の生活を立て直していく方が楽なものです。

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