喜ばれる先祖供養の方法

日本仏教では人が死ぬと霊魂となり、33年という長い年月をかけてやがて仏様になるとされています。
そして仏様は我々の生活を守るという大役があり、仏教的には現在の我々の生活は仏様の力によって平和で幸せなものになっていると考えられております。

成仏と先祖について

仏教の元祖、インド仏教の場合は霊魂という概念は無く、苦しみの連鎖が起こっているこの世から抜け出すことを成仏と言っております。
人が死んでから次の生を受けるまでにかかる時間は49日間とされていて、これが日本仏教で言う四十九日の風習のルーツであると言われております。
先祖がいたからこそ今の自分があるという考え方はどちらかと言うと日本仏教に寄っている考え方ですが、特にこの考え方が悪いというわけではありません。

先祖供養を行わなかった場合、成仏しないのかと言えば、そういうわけでもありません。
日本仏教の考え方によれば、時が経てば成仏したことになってしまうことになります。

そして仏が災厄を引き起こすことはありません。
したがって、供養をしなかったからと言って祟られるということは考えられません。
先祖でもある仏がその子孫を困らせることなどするはずがないのです。

先祖供養をしないとどうなるのか

多くの人が先祖供養をしなければ祟られて不幸になってしまうというイメージを持っていると思いますが、これは間違いです。
この世には様々な災厄があり、災厄は個人に対して牙を向けてきます。
そして仏の助けとは、これらの災厄から守るというものですので、もしも先祖供養をせずに仏を信じていなければ、身に降りかかる災厄から仏が助けることはない、と表現した方が正しいでしょう。

先祖供養という風習は古来より我々の生活に根付いている文化でもあり、切っても切れないような縁があります。
技術の発達した現代では、合理性を求める社会になっており、科学的な根拠が無ければ信じないという風潮が出てきています。

そのため先祖供養をしない人も多いですが、供養をしないと災厄が自分に降りかかった時に助かる術を1つ失うということになります。
しかしこれはあくまで仏教的な考え方ですので、信仰するかどうかは個人の自由です。

さて、ではどのように供養すればご先祖様、つまり仏様の加護を受けることができるのでしょうか。
答えは簡単です。
自分自身がこの世に生を受けてからこれまでの間、健やかに幸せな生活を送られたのは、ご先祖様のお力添えがあったからこそですので、そのことに感謝の心を込めることです。

お墓を掃除したり、食ベ物をお供えしたりするのは勿論ですが、このような感謝の心を持った上でしっかりとお礼をすることが必要なのです。
日々の生活を守ってくださる仏に感謝し、これからも守っていただけるようにお願いを申しあげる、これが先祖供養本来のありかたなのです。

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