ご先祖様を大切に

8月13日から16日までのお盆期間中に夏季休暇を取る方も多いですが、お盆とは本来ご先祖様があの世からこちらの世界に一時的に帰ってくる日ですので、この休暇を使って遊びに行くのも良いですが、実家に帰って供養をしてみてはいかがでしょうか。

ご先祖様と仏様

我々の生活は災厄と隣り合わせです。
仏教的には、仏様は生活のすぐ近くにある災厄から我々を守ってくださっているとされており、これが仏様に手を合わせる理由にもなっております。

また、ご先祖様は現在の我々の生活の基礎を築いてくださった方々のことを指します。
具体的には33周忌を超えるとご先祖様は成仏、つまり仏様に成り変わると言われておりますので、ご先祖様を崇め奉ることは、仏様を崇めることと同義なのです。

もしも仏様がいなかったら、災厄が近づいてきても守ってもらえないため、災厄によって不幸が訪れていたかもしれません。
現在の平穏で幸せな生活を送られるのは仏様のおかげですので、ご先祖様(仏様)がこの世に帰ってきてくださるお盆の時期には、日頃の感謝も込めてもてなすのが我々にできる供養なのです。

お盆中にすべきこと

日本仏教的に、お盆の期間中にはいつもよりも念入りに供養をしてあげるのが良いでしょう。具体的にはお墓の掃除やお墓参り、それに家での供養をすべきです。
お盆は地域によってならわしが異なりますので、近所の方やお世話になっているお寺の住職さんなどから情報を聞き出すのがお勧めです。

一般的には、お墓参りとお墓の掃除、そしてご先祖様を家に招き入れるための準備をしなければなりません。
お墓参りと掃除についてはあまり注意することはありませんが、お盆中に家ですることについては風習に従わなければなりませんので注意が必要です。
特に迎え火や送り火は忘れやすいですので前日までに必要な物を買い揃えておくと良いです。

感謝の心を持ちましょう

これまで平和で不幸の無い暮らしを送られたのは仏様のおかげですし、これから先も継続して守っていただけるように、感謝の心、まごころを持ってお盆を過ごしましょう。
お供えも、お墓掃除も、お墓参りも、中には面倒だと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、その気持ちはぐっと押し堪えて、ぜひ供養をしてあげてください。
きっと仏様もうれしく思うに違いありません。

またお盆を過ごすことにおいて、地域ごとの風習やならわしなども多く、特に御仏前にはいくら包むのかとか、いくらぐらいのお供え物をしてあげれば良いのかなどと、物の大きさや金額にこだわる方も多いですが、肝要なのはそこではありません。
しっかりと感謝の心を持った上でお供え物をしたり、お墓の掃除をしてあげたりすることこそが、ご先祖様への一番の供養となるのです。
マナーやしきたりなどはこの心あってこそ成り立つものですので、そのことは忘れてはなりません。